| 和菓子、どら焼きのおいしい店!! ふるさとの夢菓子 心から心へ 吉野屋は地元「本巣」で120有余年のお菓子所です。 |
和菓子といえば、やっぱり餡(あん)が一番大事ですよね。今回はその餡の材料、小豆についてお話しましょう。
小豆というのは大変デリケートな作物で、良質の小豆を収穫するには5〜7年に一度の作付けでないといけないそうです。また実が熟す時期には、昼夜の温度差が10度以上必要で、この温度差が小豆特有の風味をかもしだすといわれています。
小豆は古来から日本人に深く関わりのある食べ物ですね。小豆の赤色は魔よけ、けがれを払う霊力があるとされ、小豆を食べる事により身を守ったと言われています。 お正月、節句、御祝の日に赤飯や和菓子の赤色(小豆餡)を使うのはこうした考えから来たものです。
では、産地とそれぞれの特徴から。
そして、それぞれ等級というものがあります。上から、「大納言」「大粒小豆」「2等」・・・・
徐々に豆の大きさが小さくなっていきます。値段も徐々に安くなります。たいていの和菓子屋さんでは2級を使っているそうですよ。
吉野屋では、北海道十勝産の大粒小豆を使っています。小豆にもこだわっていますよ。
なぜ一番上の大納言を使わないのか。確かに一番いいのですが、皮が硬いので似る時間が長く風味が逃げていってしまいます。
次は、成分・効能に行きましょう。まずは成分表を。
| 食品名 | エネルギー(カロリー) | 水分 | 蛋白質 | 脂質 | 糖質 | 繊維 | 灰分 | カルシウム | カリウム | リン | 鉄 | ビタミンB1 | ビタミンB2 |
| 小豆(ゆで) | 143 | 64.8 | 8.9 | 1.0 | 22.3 | 1.9 | 1.1 | 30 | 460 | 100 | 1.7 | 0.15 | 0.06 |
| 小豆(乾) | 339 | 15.5 | 20.3 | 2.2 | 54.4 | 4.3 | 3.3 | 75 | 1500 | 350 | 5.4 | 0.45 | 0.16 |
※ご注意:上の表の(ゆで)では、かなり数値が低くなってしまっていますが、小豆はゆでると体積が3倍になるためです。
さて、表を見てみますと・・・
他にも利尿作用もあって、むくみなんかにもいいんですよ。。
さて、栄養素の話はこのくらいにして次はちょっとした豆知識。(小豆だけにマメ知識・・なんちゃって)
なぜ「あずき」というのか。語源というやつですね。その語源について調べますと、まず平安時代の「本草和名」には阿加阿岐(アカアツキ)と言う名で顔を出し、江戸時代には阿豆岐(アズキ)、阿加阿豆岐(アズキ)と呼ばれています。江戸時代の学者、「養生訓」で有名な貝原益軒の説では、アとは赤色のことで、ツキ、ズキは溶けるという意味で、要するに、赤くて、他の豆よりも早く柔らかくなることから、アズキと呼ぶようになったと言うのです。
また、アズ、アヅは「地名用語語源辞典」によると「崖崩れ」、あるいは「崩れやすい所」の意味で、他の豆と比べて煮崩れしやすいことから、アズキという名がついたとの説もあります。なお、赤小豆、赤豆、小豆などとも書きますし、赤粒木(アカツブキ)からアズキになったとも言われています。最近は英語でも「アズキ」で通用します。
ところで、大粒の小豆を特に大納言と呼びますが、これはその形が昔の大納言が被った烏帽子に似ているからとの説が一般的ですが、美濃国岐阜大納言(尾張大納言もある)の領土に多く産したために、この名がつけられたとの説もあります。
そして、はい、酒飲みの方、手を上げて〜〜。二日酔いには小豆の煮汁がいいそうですよ。今度試してみては??
「小豆ってやっぱりすごいんだよ」ホントすごいですね。ボクも色々調べてとても勉強になりました。みなさんも小豆を食べるように心がけてくださいね。 2003.10.1
次回は砂糖についてお話したいと思います。
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| 吉野屋で使っている北海道十勝産の大粒小豆。 | 煮る前(左)と煮た後(右)。全然大きさが違うでしょ? | 北海道産の小豆で炊いた粒餡。 |
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