和菓子、どら焼きのおいしい店!!
        ふるさとの夢菓子 心から心へ

和菓子のおいしい店
 吉野屋は地元「本巣」で120有余年のお菓子所です。

・砂糖の話  ボクを誤解してるでしょ?〜

お菓子作りで欠かせない材料の一つに砂糖があります。その他料理などでも一般的な材料です。
でも、みなさんは砂糖についてどれだけ知っていますか?甘いだけ?ううん、それだけじゃないんですよ。
というわけで、今回は砂糖のお話を。

砂糖の語源は「サルカラ」「サッカラ」といいまして、「インド」から「唐国(中国)」を経て日本にもたらされています。奈良時代のことだそうですよ。
始めのうちは砂糖は薬として扱われました。室町時代になり「かすてら」「コンペイトウ」の渡来とともにお菓子に使われるようになりました。

砂糖の原料は主に「かんしょ」(さとうきび)とてんさい(さとうだいこん)です。
さとうきびはブラジルやインドなどの熱帯・亜熱帯で、てんさいはフランスやドイツなど温帯の比較的寒い地域で作られています。
日本ではさとうきびは沖縄、てんさいは北海道で作られています。

ところで、砂糖には色々な種類がありますね。ただ形がちがうだけじゃないんですよ。
では、違いについてみてみましょうね。
一般的によく知られている「上白糖」「グラニュー糖」「ざらめ糖」「黒砂糖」について。

上白糖
   真っ白で光沢があり、しっとりとしています。グラニュー糖などよりも水分が多く水に溶けやすいです。若干甘みも強いです。
   家庭の台所にもありますね。料理の材料としても一般的です。
   でも実はこの上白糖、日本と中国以外ではあまり使われないようです。意外ですね〜。
・グラニュー糖
   さらさらとしていて純度が高く、さっぱりとした甘みを持ちます。いつも使っている感じでは、上白糖よりも少しだけ溶けにくいかなと思います。
   コーヒーなどに入れますね。そこで、あれ?と思った方。「溶けやすいのなら上白糖がいいんじゃないの?」。
   さきほど書いたようにグラニュー糖の甘みはさっぱりとして癖がないので、コーヒーなどの味を損なわないという理由ですね。お菓子作りにも同じ理由でよく使われます。
・ざらめ糖
  
粒一つ一つが大きく甘みが強いです。水には一番溶けにくいのですが、加熱して溶かしても濁りません。湿気を吸いにくくさらさらとした光沢を持っています。
   上白糖・グラニュー糖などに比べ精製度が高く上質です。和菓子では、小豆のこしあんやつぶあん、ようかんに使われます。
・黒砂糖
  
白い砂糖に精製する前の段階が黒砂糖です。と書くと、黒砂糖に漂白剤を入れているイメージがあると思いますがちょっと違います。
   砂糖はもともと白色。黒砂糖は白色の砂糖に色々な栄養素(ミネラル類など)が混ざりこんでいるためああいう色をしてるんですね。
   黒砂糖は、独特のくどいような甘みを持っています。精製した砂糖にはみられないアミノ酸などの栄養素を含んでいます。
   ミネラルの組成では、カリウム・カルシウムが多いのが特徴です。利久饅頭などで黒砂糖は使われていますね。健康食品としてそのまま食べたりもします。

以上4種類あげてみましたが、どうですか?結構違いがあるものなんですね。それぞれの用途に合わせて使い分けていきましょう。

ではお次は
砂糖の成分です。グラニュー糖と上白糖と黒砂糖をみてみましょう。100グラムあたりの含有量です。

エネルギー 炭水化物(糖質) カルシウム ナトリウム カリウム
グラニュー糖 387kカロリー 100g 0mg 0.1mg 1mg 2mg
上白糖 384kカロリー 99.2g 1mg 0.1mg 2mg 3mg
黒砂糖 352kカロリー 89.7g 240mg 4.7mg 27mg 1100mg
精白米(生) 356kカロリー 75.5g 6mg 0.5mg 2mg 110mg

グラニュー糖と上白糖、若干ですが違いがありますね。この違いが甘みや味の違いだといわれています。
そして黒砂糖、カルシウムカリウムが多いですね。カルシウムが不足すると骨や歯の発育が遅れたり、手足の麻痺や筋肉のけいれん、イライラやストレスを受けやすくなります。
カリウムが不足すると疲れやすくなります。そして、ナトリウムの排泄を促進し、血圧を下げる作用があります。

そして、さぁ、表にはなぜ生米の成分まで書かれているのかっ!
ここが一番大事ですよ。タイトルにもありますね。「誤解してるでしょ?」と。なんのことかこれから説明いたしましょう。
食べ物が体に吸収されるまでには、いくつかの分解酵素がお仕事して栄養になるのはわかりますね。
えーと、アミラーゼとかマルターゼとかスクラーゼとかの名前まで出てきてしまうと読んでいて訳がわからなくなるので名称は省略しておきましょう。
さて、お米や小麦粉や穀類はでんぷん(多糖類)として体内に入っていくわけですが、どんどん分解されて最終的にはブドウ糖になります。
一方砂糖も経路は違いますが、結局ブドウ糖になって吸収されていきます。
つまりはお米も砂糖も体に入ってしまえばブドウ糖になってしまうのです。ちょっと驚きました?
同じ炭水化物なので、エネルギーの数値もさほど差はないんです。結局はお米100gと砂糖100gはほぼ一緒ということになります。
でもね、ちょっと待ってください。考えなければいけないのはその量。
表の「精白米」は生の状態です。生米100gを炊くと大きめの茶碗で一膳分くらいになります。でも、砂糖100gって?
おまんじゅうはどこのお店でも、だいたい40g前後です。重量のほとんどがあんこだと思うので、あんこだけで計算しても、砂糖は20グラム前後。
ご飯一膳は一度に食べられると思いますが、おまんじゅう5個はどう?せいぜい2〜3個でしょ?
つまり、よく言う「甘いものを食べると太る」とか「砂糖は太る」とかいうのはまったくの誤解だということです。これがタイトルにある「誤解してるでしょ?」の内容です。

でもね、だからといっておまんじゅう食べ過ぎてはいけませんよ。せっかく砂糖の誤解が晴れてもなんにもなりません。
かつてボクの友人で、「ようかん一本一度に食べた」という人がいましたが、そういう無茶な食べ方は太る原因です。
ご飯を腹八分目、そしてあまいものを食後に少し、というのが理想的な食べ方なんじゃないでしょうか。

なんかダイエットの話にずれてきましたが、ここで
お砂糖のマメ知識を。

・甘いおやつは大切なエネルギー源
活発に動き回る子供は多くのエネルギーを必要とします。そして成長著しい子供の脳や身体には常にエネルギー補給が必要です。
1回の食事から摂取するエネルギー量が限られているため、3時のおやつも大切なエネルギー源なのです。
エネルギー補給には、速効性のあるお砂糖を使った甘いおやつが効果的ですよ。

疲れてきたらお砂糖を(脳のエネルギー源はブドウ糖だけなんです)
疲れを感じる時は、脳にエネルギーを補給する必要があります。脳に素早くブドウ糖を送るためには、ブドウ糖として吸収されるお砂糖が一番です。
運転や勉強、デスクワークに疲れてきたら、砂糖を入れたコーヒー・紅茶で脳にエネルギーを送りましょう。
砂糖でブドウ糖を吸収するのが一番即効性があるんだそうですよ。
多糖類であるでんぷんよりも、単糖類である砂糖のほうが分解される時間が短くて済むからなんですね。
あと、「血糖値」というものがありますね。
血糖値は、空腹時に少し激しい運動をしたりするとの低血糖という状態になります。
この状態の時には、脳のエネルギー源不足のために思考力が落ちる・起こりっぽくなるどの症状が出ます。
よくいう「キレる」のもそれが原因かもしれません。

ボクは仕事中によくつまみ食いをししてますが、どうりで頭の回転がいいと思った(おいおい)

夜寝る前にお砂糖入りの牛乳を。
砂糖からできたブドウ糖というのは、精神を安定させるトリプトファンを脳に送る手助けをします。
そのトリプトファンは、脳でセロトニンという物質になります。セロトニンは睡眠をうながす働きをします。
じゃあそのトリプトファンってどこにあるの?
それは牛乳。トリプトファンを多く含む牛乳に砂糖を入れて飲むのが効果的、というわけなんですね。
実はこれ、ボクもやっています。ホットミルクにすると体も温まってよく眠れますよ。


そんな感じで今回は
砂糖についてでした。太るからなどと敬遠していたあなた、これで気兼ねなく食べられますね。
では、今回はこれまでにしたいと思います。


次は和菓子の命、あんこについてにしましょう。

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しっとりとした上白糖。 あっさり味のグラニュー糖。
上質のざらめ(白双)糖。 栄養たっぷりの黒砂糖。

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